こんにちは。1年幽霊支部員ユーリです。
やばい、火曜日が終わってしまう、急がねば、と今頃更新。すみません。怠け者です。
さてさて、今週月曜日の夜、中郡宅で第一回JAVS畜大支部読書会が開催されました!
集まったのは5名。うち4名が本の紹介を行いました。
まず、石井万寿美先生の「動物のお医者さんになりたい」シリーズ。
朝日新聞にコラムも持たれている、多才な女性獣医師です。
酪農大学での獣医学生生活をつづった一冊目は共感できる部分が多いとのこと。二冊目は研修から開業までのエピソードを取り上げ、三冊目では愛する飼い犬ジョンの死に際して、獣医師としての自分と飼い主としての自分との葛藤が描かれます。
専門的な話題も多く、なかなか勉強にもなるそうですよ!
次に森田正治先生著「動物医物語」。とても古い本ですが、どうやら大学の図書館にはあるかもしれないそうです。中標津町の牛のお医者さんである森田先生ですが、野生動物保護系統の施設のセンター長をされており、自宅に無料公開動物園を開かれているだけにとどまらず、フォークシンガーとしてのご経験も長いそう。そんなバイタリティ溢れる先生の、学生時代から様々なお仕事におけるエピソードまで、楽しくギュッと詰まった一冊です。
それから「動物の値段 売買の謎」。動物商・白輪剛史さんの著作です。帯のキャッチ通り、タブーを破る驚愕の話。氏が手掛けた様々な動物輸入のエピソードが描かれます。時には法の目をかいくぐるようなこともあり、逮捕歴さえあるとのこと。ご本人は根っからの動物好きで、生物の多様性や保全を考える大切さも本書の中で語られます。
紹介された本の中でもひときわ目を引く作品でした。
そして最後は、西山ゆうこ先生の「小さな命を救いたい」。カリフォルニアで女獣医師として働いておられる先生は今や有名人ですが、彼女が獣医師として働き始めるまで、そしてアメリカに渡られ、新たな生活に奔走される様子が紹介されています。
飼い主は一度は疑問を浮かべる「去勢・避妊手術」に関するQ&Aは見どころで、手術の必要性と先生の動物に対する熱い愛が伝わってきます。
今回紹介されたのはその4冊。4冊目は本自体は無いのですが、図書館に行けば借りられるので、興味のある方は是非。
その後談話とともに、読みかけの本の紹介があり、次の読書界も冬休み明けに決まりかな、というところでお開きとなりました。
とても充実した会でした。
今回の紹介の発表資料が欲しい方は春さんまで!