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前回の岩沢くんの記事にもあるように、先週の土曜日に野生動物医学の講演会があり、浅川先生、佐々木先生、神戸先生の講演を拝聴してきました。
(※ちなみに今回の講演会は畜大JAVS支部としての活動ではありません)
それぞれの先生方の個性の強い発表と、その後の懇親会でのお話を聞いて多くの刺激を受けることが出来ました。
内容としては、
浅川先生が
「野生動物医学の最先端を学ぶためにはどうすればいいかの説明や、大学院修士課程へのお誘い」
佐々木先生が
「解剖学ではどのような視点でどんな研究をしているか、またそれを通じてどう野生生物保護へと還元していくかの説明」
そして神戸先生が
「実体験をもとにした、野生動物保護における現状」
というものをそれぞれの先生方に発表して頂きました。
講演会を聞き、それをどう受け止め自分の糧としていくか、発表から少し時間の経った今だからこそじっくりと考えていきたいです。
先日、1日に第三回JAVS支部イベントがありました!
発表者の皆さんお疲れさまでした!(´▽`*)
自分も初めての企画運営だったのでちょっと不安でしたがなんとか形にはなって嬉しかったです^^
…とはいえ、参加できなかった方が多かったのも事実…
また、支部員だけでなく会員の方にも連絡を回すべきだったと後で言われて気づきましたΦ(..`;)
まだまだ改善すべき点は多いのかもしれませんm(_ _;)m
では当日に発表で使用したパワーポインタのPDF版です。
http://p.tl/Q6Va
パスワードは「370721」です。
ZIP形式で圧縮してあるので、各自で解凍していただけるとありがたいです。
【発表者とその内容】
古河 :動物家畜化の歴史
石崎 :犬猫の殺処分数減少について
川西 :動物園ごとの展示方法の相違について
宇治田:霞ヶ浦アサザプロジェクト
中郡 :狂犬病
春さん :鳥インフルエンザについて
PS:
今回、2番教室のAで発表を行っていたのですが、プロジェクターを使用する際に備え付けのそれを使用する方法が分かりました(´・▽・`)
その発表用にD-Sub15ピンケーブル(3m)を購入致しました(私物です)
これを使えば次からプロジェクターやドラムコードを学務課から借りてくる必要が無くなるので、使いたい方はお気軽に声をかけてください。
お貸ししますー
先日、畜大JAVSで「口蹄疫勉強会」というイベントが催され、無事終了いたしました。
企画側としては、発案者のはるさんと一年坊4人で頑張りました^^
自分でパワーポイントを使ってプレゼンを行う、という事自体が初だったので結構な緊張感です(苦笑)
大規模な催しではありませんでしたが、大きな問題も無く進行しました。
自分も企画に参加していたのでとても良かったです。
ところで今回の企画、実は畜大支部初の支部単位でのイベントだったのです。
最近の北ブロック(酪農大・北大・畜大・北里・岩大)はどうやらアツイようなのでもっと盛んに活動していきたいですね!
一年生もどっさり入ったので、自分も積極的に活動に参加していきたいと思っています。
では、失礼致しましたー
今日は牛の分娩実習があり、無事子牛が産まれました。ちなみに六班の牛です。
観察していて気付いたのですが、本当に牛も人間と同じようにお産をするんですね…
大きく息を吸い込み、ウンッと声を上げて力むと同時に子牛の足が見え隠れします。
そして産まれ落ちるその時、徐々に激しくなっていた母親の呼吸が最高潮に達するのです。
それはもう壮観と表現出来るほどのものでした。
分娩の終了間際にはしっかりとこぶしを握り、がんばれ、がんばれと呟く自分がいます。
二次破水が無かったため、産まれたばかりの子牛は羊膜に包まれたままの姿で外に出てきました。
すかさず先生方が近寄り、それを指で裂き、羊水を飲んでしまったかもしれない子牛の為に口に指を突っ込み、皆で逆さづりにして吐かせ、そしてようやく一安心出来る状態になりました。
勿論、それはあっという間の出来事でした。
事が済むと母親はすぐに子供に近寄り、その体を奇麗に舐めまわし始めます。
子牛は可愛らしく目をぱちくりさせながら母親に身を任せていました。
十分程経った頃、丁度、子供の体の汚れが落ち切った時、ミルクが与えられます。
産まれたばかりの子牛は勢いよくニップル(哺乳ボトルの口)に吸いつき、あれよあれよと2リットルものミルクを飲み干してしまいました。
それは自分たちが育てた二頭の子牛(ユキとパンダ)の勢いに勝るとも劣りません。
どうやら今回産まれた子牛はどびっきり元気だったようです。
あっという間にひとつの個体として動き出す「生」の、もの凄い力を感じました。
ところで、皆さんは牛の受精卵移植技術というものをご存知でしょうか。
これは受精卵(胚)を直接移植することによって人為的に双子を作り出すという技術です。
肉用子牛一頭つくるのにかかる費用の70%強を、母親牛の餌代と飼育にかかる人件費が占めています。
つまりこのことを考慮すると、双子にしてしまえばそのコストは半減されるのです。
そう、この技術は「折角だから無理にでも双子にしよう」という考えのもとに開発されました。
無論、分娩時での子牛事故率も単子分娩に比べて高くなります。
しかしこれは現在も盛んに行われ、コストを下げる技術として非常に高く評価されているそうです。
平たく言ってしまえば、食うため、稼ぐための技術です。
それが畜産というものなのでしょう。あくまで、人間の為の技術ということ。
このことを考えれば、先の分娩がまた違ったように見えてきます。
ダイナミックな「生」を意識させるその迫力。
人間と変わることなくうめきながら力み、頑張る母親。
そして、この世に生を受け、自分の足で立ち上がろうとする子牛。
それらが茶番のように見えてしまうのは自分だけでしょうか。
確かに、畜大で生まれた牛たちは大切に育てられるでしょう。
しかし産まれ落ちる子牛の多くが「食べられる為の命」なのです。
そして彼らにも同じような分娩があり、必死に頑張る母親と子供がいるのです。
この現実から目を背け、ただただ産まれた子牛を愛でるだけではまずいのではと感じています。
分娩の知識、そして技能がただの「肉を生産する為の技術」となってしまわぬよう、今一度この皮肉に向き合わなくてはいけないのでしょう。
そんなことを考えさせる分娩実習でした。
こんばんは、はじめまして。獣医学科1年の古河です。
入学以前からこちらのブログを拝見させてもらっていたのですが、
本日先輩からゴーサインを頂いたので早速しゃしゃり出てしまいました……スミマセン!
と、いうよりまさか自分がここに携われるとは考えていませんでした(笑)
ちょっと何か感慨深いものがあります(-ω-`)
これからよろしくお願いいたします。
……さて、せっかくなので少し真面目な話をば。
今現在猛威を振い続けている宮崎県の口蹄疫、
ついに帯広にもその影が見え隠れし始めているようです。
帯広畜産大では獣医学科の一年生が授業の一環として動物園へ足を運びます。
本来はその授業の中で特別に飼育施設も見学させて貰えるそうなのですが、
今年度は防疫対策として中止となりました。
でも、するとここで
北海道は宮崎県と遠く離れているのになぜ?
という疑問が浮かびます。けれどこれには理由があります。
確かに、実際の地理的な距離は遠いのですが、製品の輸送経路などを考えるとその距離は大きく尺を縮めます。
とりわけ大動物に強い帯広なので、警戒の色を強めるのも頷けるというわけです。
ところで自分の家にはテレビがありません。
なので新聞や週刊誌を買ってきて出来るだけ口蹄疫に対するアンテナを伸ばしていますが、
記事に書かれている内容は一向に良くなる気配がありません。
まだまだ先行きの暗い口蹄疫、このニュースを見るたびに畜産の現実を思い知らされる感じがします。
早くも11万頭に達した殺処分の家畜ですが、気まぐれに彼らを人間と同じ立場に置いて比較をすると広島の原爆の被害者に迫る勢いなわけです。
肉としてではなく、生き物としてその数字を見れば若干ニュアンスが変わってきます。
では、なぜこんなにも多くの家畜が?
それはあくまで‘商品価値がなくなったから’という身勝手な人間の物差しが働いているからです。
11万の中には全く病気を患っていない豚がいるでしょう。
近くの牛舎に病気が発見されただけの理由で殺される牛がいるでしょう。
この屠殺(今回は薬殺)は獣医師のみが行うことができます。
つまり皮肉なことに一般に動物のお医者さんとして解釈されている獣医は、あくまで人間の為の代物だということです。
自分は動物が好きで獣医を目指してここへ来ました。
現在実習で育てている豚も、牛も可愛らしいです。
でも現実はそう甘くないことをまざまざと見せつけられています。
やはり命を扱う仕事というものはそれなりの覚悟が必要なようです。
……と、長々と駄文を書いているんですが、ぶっちゃけキャラじゃねぇー
しかもクセェ!w
ていうかいきなり変な話してまじすんません!ごめんなさい!←
では長文失礼いたしましたm(_ _;)m読んで下さった方は本当にありがとうございました。